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奨学生活動レポート

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2015.03
小泉 維吹 Ibuki Koizumi
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私は11年間山口県光市の室積湾でセーリングの練習をしてきました。瀬戸内の穏やかな海は、風が不安定で変化に富んでいるので風を読むという能力を育ててくれました。私の高校生活は内容の濃い充実したものでした。一年ごとに大きな目標を立て、その実現に向けた小さな日々の目標を実行していく毎日でした。今日やれることを明日に伸ばさないように心がけ日々の反省を記録しました。がむしゃらに走り続けた3年間はあっという間でした。思い通りにならなくて、苦しい時も気持ちを仲間がいつも和ませてくれました。日々粘り強く指導してくれる先生や、ピンポイントでアドバイスくれるコーチ達。また、尊敬していた先輩やライバル達とも一生思い出に残るようなレースをすることができました。様々な方のおかげでかけがえのない時間を過ごし、人生が大きく変わりました。

この3年間を通してオリンピックというさらに大きな目標ができました。卒業後は、セーリングのメッカであるニュージーランドへいき、セーリングを1から学び直します。各世界大会を経験して、現在の自分に足りないもの、そしてレースで勝つために必要な技術と知識を学ぶにはRoyal New Zealand Yacht Squadronが最適だと思いました。新しい生活は、不安より期待の方が大きいです。次のステージに向けてまず肉体改造を始めました。ハイパフォーマンスボートを乗りこなすためのパワーと瞬発力を付けるためのトレーニングをしています。

ヨット漬けの日々に加え、早稲田大学人間科学部eスクールの勉強も始まります。高校三年間に匹敵するくらい充実した日々が送れるように時間の管理をしていきたいと思います。海外で挑戦するチャンスをもらえたことに感謝し、東京オリンピックに向けて努力を惜しまず頑張ります。

小泉 維吹 Ibuki Koizumi
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